マスク着用時は顔全体で化粧崩れが発生 花王「肌評価AI」で分析

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2021.07.27

編集部

花王株式会社(東京都中央区/代表取締役社長執行役員:長谷部佳宏)・メイクアップ研究所は7月26日、独自開発した「肌評価AI」を用いて、マスク着用時の化粧くずれの実態調査の結果を発表した。

調査は、マスク無し、マスクありで過ごしたそれぞれの顔画像を解析し、化粧のくずれ方の程度や分布の違いをみるという方法を用いた。

その結果、マスク着用時には、マスク内の蒸れやこすれ、マスクからのぼる呼気によって顔全体で化粧くずれが起きやすくなっていることが明らかになった。

とくに、マスクを着用していると、マスクに覆われている鼻周りだけでなくマスクに覆われていない顔の上半分まで、広範囲に化粧くずれが起きていることが判明した。

同研究所ではその理由について「マスク内が蒸れたり、マスクでこすれたりすることに加え、マスクからもれ出た呼気が顔上部にのぼってくるため」と考えている。

同社はこの対策として、化粧くずれに強い化粧下地やフェースパウダーが効果的であることが確認できたとしている。

そこでマスク着用時には、化粧くずれをしっかりと防ぐメイクアップが必要であると消費者に注意を促している。

なお、同社は2020年5月に「外出時にマスクをすると気になること」についてのアンケート調査を行った。

これによれば、多くの女性が「暑くて汗をかく」「肌がこすれたり蒸れたりする」「マスクにメイクがつく」「ファンデーションがくずれる」といった、化粧くずれに関連する現象を気にしていることがわかってきたとしている。

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