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エビデンスに基づく看護が豊胸術後の合併症を予防

豊胸の術後合併症予防におけるエビデンスに基づく看護の効果を検討した研究結果が8月11日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

今回の研究では2017年7月から2019年7月までにシリコンによる豊胸手術を受けた78人を対象とした。被験者を定期的な勘後介入を受ける対照グループと、対照グループの受けたケアを踏まえてエビデンスに基づく看護による介入を受けた研究グループに無作為化して比較した。評価は、各グループのメンタルヘルス、審美的効果、および合併症率で行った。

その結果、看護介入後、2つのグループのメンタルヘルス指標は介入前よりも低かった。研究グループでは対照グループよりも低く、その差は統計的に有意だった。介入後、2つのグループの精神的QOLスコアは介入前のスコアよりも低かった。研究グループのスコアは対照グループのスコアよりも低く、その差は統計的に有意だった。研究グループの術後合併症の総発生率は5.1%で、対照グループの15.4%よりも低かった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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