花王株式会社（東京都中央区／代表取締役社長執行役員：長谷部佳宏）は8月27日、同社化粧品事業部門ビューティリサーチ＆クリエーションセンターが、パーソナルな眉メイクアドバイスを提供できる、店頭でもオンラインでも使用可能なコーチングソフトを開発したと発表した。

このソフトを導入したデバイスを美容部員が活用することで、顧客は、デバイスに取り込んだ自分の顔画像上で、理想とする眉のイメージを美容部員とともに見いだし、描き方やアイテムの使い方といったパーソナライズアドバイスを受けることができるようになる。

具体的には、顧客の顔に直接触れることなく、顔画像上で、描く・消す・調整するなどが自在であり、何度でも描き方や仕上がりなどのシミュレーションが可能だ。

同社がこのソフトを開発したのは、「眉は、顔の印象を左右する重要な要素のひとつです。花王の調査によると、眉メイクでは、「自然に描くこと」「左右対称に描くこと」が重視されているものの、眉を描くことについてはメイクの中で最も多くの方が難しいと感じています」という背景がある。

眉メイクで重要視すること

加えて、店頭でのソーシャルディスタンスを保つ観点から、非接触式の眉メイク提案が望まれていたこともある。

今回開発された同ソフト導入のデバイスで美容部員が顔画像を撮影すると、デバイス上に眉テンプレートが自動表示され、長さ、太さ、角度などの形を、顧客に合わせてきめ細かく調整できる仕様になっている。

そのためどのような眉も提案可能で、顧客は、美容部員との対話を通じて、画像を確認しながら印象の違いを把握し、好みやより似合う眉の形を見つけることができる。

同社は、このソフトが店頭でもオンラインでも使用可能なため、カウンセリングブランドの店頭活動に加え、ビューティリサーチ＆クリエーションセンター主催のビューティセミナーでも活用を予定していると述べている。