花王、サプライチェーンESG推進ガイドラインを公開

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2021.09.3

編集部

株式会社花王(東京都中央区/代表取締役社長執行役員:長谷部佳宏)は8月24日、「調達に関わるサプライチェーンESG推進ガイドライン」を公開した。

これは同社の取引先と共に、サプライチェーン全体のトレーサビリティ確保や、資源保護・環境保全や安全、人権などの社会的課題の解決に貢献しようとするもの。

今後、その一環として、サプライチェーンが抱える社会課題上のリスクの特定や、取引先への第三者監査等を実施する。

すでに同社では2019年4月に、持続可能な暮らしを「Kirei Lifestyle」とし、それを実現するためのESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」を策定していた。

同時に19の重点取り組みテーマを設定し、そのひとつに「責任ある原材料調達」を挙げ、中長期目標を制定していた。

その目標とは、
● 2025年までに家庭用製品に使用した認証紙製品・パルプの比率を100%
● 2025年までに小規模パーム農園までのトレーサビリティ確認の完了
である。

今回発表されたガイドラインは、それらの具現化についての指針となるものだ。

同社は今回の発表に伴い「経営にESGの視点を導入することで、事業の拡大と、消費者や社会へのよりよい製品・サービスの提供をめざしていきます。そして、豊かな共生世界の実現に向けて取り組んでまいります」としている。

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