カナダでオンラインショッピングの頻度が頭打ちに
2021.09.29
国際部
カナダのオンラインショッピングの頻度は2020年に大幅に増加したが、2021年後半に入り、ほとんどのカテゴリーでその頻度が頭打ちになっているようだ。 グローバル情報会社NPDグループは、23日、2021年のEコマースチャネルレポートから、このような調査結果を発表した。2021年の前半には、カナダの消費者の82%がオンラインショッピングを利用した。オンラインショッピングは2021年6月までの12か月で25%増加し、カナダでのすべてのショッピングの22%を占めた。
カナダ人はコロナ渦、すぐにオンラインショッピングを採用しており、その頻度が大幅に増加したが、店内ショッピングは依然として買い物客の半数以上に好まれるショッピング方法であることが調査結果で明らかになった。店内ショッピングを優先する上位のカテゴリは、食料品、家庭用品、主要な電化製品、衣料品、美容、ウェルネスがあげられている。消費者は今でも製品を直接見て、感じて、試してみたいと思っているという。この傾向は、特に団塊の世代や女性の買い物客に支持されている。
一方、Z世代とミレニアル世代の消費者の間では、オンラインショッピングは着実に浸透している。若いオンライン買い物客の約56%は、購入を決定する際、オンライン消費者レビューに依存する傾向が強くでており、オンラインショッピングを始めるために、他の小売業者のWebサイトやソーシャルメディアプラットフォームへのアクセスを増やしている。