ボディ・コントゥアリング術、肥満患者でも安全

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2021.11.17

国際部

肥満成人へのボディ・コントゥアリング術と合併症リスクを検討した結果が10月31日、「The Journal of surgical research」オンラインに掲載された。

体のラインをデザインする美容医療術のボディ・コントゥアリングを受けた後の合併症リスクは、BMI35以上の肥満の人で高いと考えられている。今回の研究では、2018年1月から2020年1月の期間に1人の外科医によって行われたボディ・コントゥアリング術を受けた患者70人をBMI35を基準に2つのコホートに分け、患者特性および臨床転帰と患者報告転帰を比較した。

その結果、BMI35以上の患者では陰圧閉鎖療法の実施率が高く、同時脂肪吸引の実施率は低かった。手術部位感染や感染に伴う再手術などの発生にBMIの影響はなかった。臨床転帰と患者報告転帰にもBMIの影響は見られず、BMI35未満、BMI35以上の両方の患者で改善が見られた。今回対象となったコホート内では、BMIと合併症の発症に関連は見られなかった。研究者らは「可能な場合は術前の減量を推奨するが、ボディ・コントゥアリング術は肥満の人や広範囲の組織除去が必要な人でも安全に実行できる」と結論した。

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