EC「天猫11.11ショッピングフェスティバル」の中国向け輸出量が急増 人気は美容・化粧品など

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2021.11.16

編集部

アリババグループの物流関連企業である「菜鳥網絡」(Cainiao Network/菜鳥※)は、越境ECを通じて中国小売事業を展開している日本企業の「独身の日」向け商品約1000万点が、中国の保税倉庫で11月4日までに事前備蓄を終えていたことを発表した。

天猫11.11ショッピングフェスティバル 2020(アリババニュースより)

これは、中国最大級の買物期間「独身の日」に合わせたオンラインショッピングモール「天猫(Tmall)」による「天猫11.11ショッピングフェスティバル(天猫ダブルイレブン)」期間中に消費者の需要が急増することを見越した取り組みだ。

菜鳥は、日本の主要都市から中国へ商品の事前備蓄を円滑に行うために、9月から10月にかけ、同社のファーストマイルの物流サービスを通して、航空便198便、68隻の船舶を展開した。

また、貨物保管スペースは、2020年の天猫ダブルイレブンの実績を踏まえ、2倍の貨物スペースを事前に確保した。そしてこれら、事前備蓄された日本からの輸入商品量が前年同期比で286%増加した。

なお、天猫ダブルイレブンの人気カテゴリーとしては、美容・化粧品、ヘルスケア、食品、育児・ベビー用品などがある。

※菜鳥網絡は、2013年に設立されたグローバル・インダストリアルインターネット企業であり、アリババグループの物流部門。

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