夜間の足のけいれんへの酸化マグネシウム 水和物の有効性を評価する無作為化研究の結果が10月31日、「Nutrition Journal」オンラインに掲載された。

夜間に足がつることへのマグネシウムサプリメントは予防と治療の両面で広く使用されている。しかし、その有効性を裏付ける証拠はほとんどない。今回は、ウクライナの病院と外来診療所で選択された適格被験者216人を対象に、酸化マグネシウム 水和物226mgまたはプラセボのカプセルを1日1回、就寝時に60日間投与する無作為化二重盲検プラセボ対照多施設共同試験を実施した。夜間の足つりエピソードの頻度、痛みと期間、睡眠の質、および生活の質のサブスコアを評価した。

その結果、175人（81％）が研究を完了した。エピソードの数は、両グループともに大幅な減少が見られた。エピソードの減少の大きさにはグループ間で有意差があり、プラセボグループと比較して酸化マグネシウム 水和物グループの減少が大きかった。酸化マグネシウム 水和物グループはプラセボと比較して、足がつっている時間の大幅な短縮と睡眠の質の大幅に改善し、安全で忍容性も良好だった。