武田製薬、英がん治療開発Adaptate社を買収へ
2022.01.24
国際部
武田薬品工業株式会社(グローバル本社東京中央区/代表取締役社長兼CEO:クリストフ・ウェバー)は、1月10日、イギリスのがん治療の研究開発会社Adaptate Biotherapeutics(Adaptate社)を買収すると発表した。Adaptate社は、がん治療で可変デルタ1 (Vδ1)ガンマデルタ(γδ)T細胞を修飾し抗体ベースの治療薬を開発している。買収額など詳細については明らかにされていない。
今回の買収は、昨年10月に買収した英GammaDelta Therapeutics Limitedに続くもので、革新的なγδT細胞ベースの治療薬の開発をさらに加速する戦略。GammaDelta社の細胞療法ベースのプラットフォームとAdaptate社の抗体ベースのγδT細胞エンゲージャープラットフォームを武田薬品の強固な研究開発組織と組み合わせることで、武田薬品はがん治療においてγδT細胞のポテンシャルを最大限に発揮させる最先端の企業として研究を進めていく。