米エスティローダーは、3日、2022年度第２四半期（10月1日〜12月31日）の売上高が55億3900万ドル（前年度同期比14.1％増）で、純利益は10億9000万ドル（同24.6％増）となったと発表した。実店舗での販売回復と強力なeコマース展開を反映してすべての地域と製品カテゴリーで売上が増加して増収増益を達成した。

スキンケア事業とメイクアップ事業の需要が当期の成功を後押しし、売上高はそれぞれ31億ドル（同12％増）と13億ドル（同11％増）に達した。フレグランス事業は主に中国市場が好調で7億9900万ドルの売上高だった。これは、前年度同期比29％と最高の成長率を記録した。

地域別に当期の売上高を見ると、アメリカ市場は13億ドル（同24％増）、　欧州、中近東、アフリカ地域は23億ドル（同15％増）、アジア太平洋地域　は19億ドル（同7％増）だった。同社は、上半期の優れた業績と下半期におけるボラティリティなどを考えて通期の見通しを引き上げる計画。