女性の肥満は慢性閉塞性肺疾患の危険因子

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2022.03.3

国際部

女性の体格指数(BMI)と腹囲による慢性閉塞性肺疾患(COPD)および喘息発症への影響を検討した論文が2月21日、「Menopause」オンラインに掲載された。

今回の研究では、2009年にがん検診を受けた30歳以上の韓国人女性164万4635例を対象に、BMIおよび腹囲の慢性閉塞性肺疾患(COPD)および喘息発症リスクへの影響を全国集団ベースコホート研究で検討。がん検診時の状態で閉経前女性と閉経後女性に分類した。

その結果、閉経状態にかかわらずBMIおよび腹囲の高値グループで正常グループに比べCOPDおよび喘息の発症率が有意に高く、BMIおよび腹囲の増加に伴いハザード比はさらに増加した。肥満グループの喘息ハザード比は、閉経前および閉経後女性の両方で有意に高かった。COPDハザード比は、閉経前および閉経後女性の両方の腹囲95cm以上グループで有意に高かった。喘息ハザード比もこのグループで有意に高かった。

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