ぐるなびが投資ファンドを設立、6次産業化に投資

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2013.11.7

編集部

飲食店情報検索サイトを運営するぐるなび(東証1部)は、6次産業化に取り組む農林漁業事業者、加工業者などを対象に投資事業を始めた。今年1月に設立した子会社の㈱ぐるなび6次産業化パートナーズが運営する投資ファンド「ぐるなび6次産業化パートナーズ投資事業有限責任組合」を通じて投資する。

投資ファンド「ぐるなび6次産業化パートナ―ズ投資事業有限責任組合」のファンド総額は10億円。今年3月に農林漁業成長産業化支援機構5億円、ぐるなび4億9900万円、ぐるなび6次産業化パートナ―ズ100万円をそれぞれ出資して設立した。ファンドの存続期間は、15年。

同社は、これまで地方の食材の活性化や「地産他消」を提唱し、プロモーション事業において全国の食材生産者、食品加工業者などへのサポートを展開。今度、6次産業化に取り組む農林漁業事業者などを対象に投資事業を始めたのは、6次産業化に取り組む農林漁業事業者、加工業者などを取り込むことで、サイトに加盟する飲食店に対し、食材の安定供給を図り合わせて食材関連の生産者、市場、メーカーを基盤とするストック型事業の拡大に繋げる狙い。同社では「現在、検討中の投資案件は、数件あるが実現には至っていない」と言う。

今年10月1日現在、同検索サイトは、総掲載店舗数50万店、月間アクセス数9億3000千万ページビュー、会員数1,092万人にのぼるメガサイトに成長した。

同社の2014年3月期業績(連結)は、売上高303億円、営業利益32億円、当期純利益19億円を見込んでいる。

同支援化機構と投資ファンドを設立し、投資事業に乗り出した食品関連企業は、同社とエー・ピ―カンパニーがある。

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