ヘンケル、東京に研究開発ラボ「J-beauty innovation hub」オープン

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2023.03.20

国際部

独日用品・化学製品大手ヘンケルは、16日、東京にアジアにおけるヘアプロフェッショナル事業のイノベーションセンター「J-beauty innovation hub」(ジャパンビューティー イノベーションハブ)を開設したと発表した。同社のヘアケアブランドであるシュワルツコフと資生堂プロフェッショナルが長年培ってきたヘアカラーのイノベーションとトレンド、プレミアムヘアとスカルプケア、育毛ケア、スタイリング、パーマソリューションなどの専門知識を活かし、アジアにおけるヘアプロフェッショナル事業の拠点となることを目指す。

ヘンケルは、2022年2月に資生堂の事業部門を買収しており、新しいハブは資生堂プロフェッショナル事業のヘンケル組織への統合における最新のマイルストーンになる。1,400 平方メートルにおよぶ「イノベーション ハブ」には、 研究開発の専門家 40人を含む約100人の国際的な開発チームが勤務して、マーケティング、製品開発、美容教育、運営に関するシュワルツコフと資生堂プロフェッショナルの専門知識を活用していく。特に研究開発では、ヘンケルは新製品開発と成分配合の能力を大幅に向上させる。研究開発ラボのほか、カラー観察室や行動観察キューブを備えた高度なエバリュエーション(製品評価)スタジオが開設され次のような研究が進められる。

◆研究開発ラボには、製品開発や特性評価のための最新鋭の設備が整っており、日本やアジア向けのヘアケア製品やカラー開発に注力する。
◆美容鏡やシャンプー台を設置したエバリュエーションスタジオでは、ヘアケア、ヘアカラー、パーマ、スタイリング製品の総合的な官能検査を実施する。
◆カラー観察室では、評価者が24時間365日一定の状況下で髪色を観察できるよう、特殊な照明システムを導入する。
◆行動観察キューブでは、一般的な家庭の洗面所を再現して、テストユーザーとともに研究を繰り返し、その経験から学ぶことで、当社チームはカスタマイズされたソリューションを開発し、製品設計を改善していく。

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