イソトレチノイン治療患者のニキビ再発率

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2023.04.10

国際部

経口イソトレチノインで治療されたニキビの再発率と再発予測因子を調査したスーダンでの研究結果が3月30日、「Journal of multidisciplinary healthcare」オンラインに掲載された。

今回の研究では、スーダンの皮膚科および性病クリニックの尋常性ざ瘡(ニキビ)患者225人(平均年齢:26.0±4.2歳、女性:88.9%)を対象に、経口イソトレチノインを使用した患者のニキビ再発率と予測因子を検討した。経口イソトレチノインの1日用量は0.25~1mg/kg/日の範囲で、治療期間は3~6か月間(81.8%)だった。約3分の1の患者 (36%) が経口イソトレチノイン治療完了後に維持療法を受けた。

その結果、2年の追跡調査で、患者の約36%が最後の経口イソトレチノイン治療後6~18か月以内にニキビの再発を経験した。経口イソトレチノインの早期中止は、計画された経口イソトレチノイン治療コースを完了した患者よりもニキビ再発率が高かった(3.99倍)。120~139mg/kg および 140~159mg/kgの経口イソトレチノイン累積用量は、ニキビ再発の負の予測因子だった。ほとんどの患者(94.2%)が経口イソトレチノイン処方を受け、女性の76.4%が避妊薬の使用を勧められた。患者の約69%がスキンケアを実践した。

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