ニコチンアミドモノヌクレオチドの抗メラニン形成効果

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2022.05.27

国際部

皮膚の色素沈着に対するニコチンアミドモノヌクレオチドの効果を検討した結果が5月7日、「Journal of Dermatological Science」オンラインに掲載された。

ニコチンアミドモノヌクレオチドは、マウス試験でエネルギーと脂質代謝の増加およびインスリン感受性の増加が確認され、老化防止効果が期待されている成分である。今回の研究では、ニコチンアミドモノヌクレオチドによる皮膚の色素沈着に対する効果を検討。若いメラノサイトと老化したメラノサイトの両方に適用し、メラニン生成、タンパク質発現、およびmRNAレベルを分析した。さらに、ヒト皮膚モデルを使用して、インビボでのメラニン形成に対するニコチンアミドモノヌクレオチドの効果を検証した。

その結果、ニコチンアミドモノヌクレオチドは若いメラノサイトに明らかな影響を示さなかったが、老化したメラノサイトではメラニン生成に著しい減少が観察された。また、ニコチンアミドモノヌクレオチドは、老化したメラノサイトを含むヒトの皮膚におけるメラニン生成を効率的に減少させた。ゲノムワイド解析では老化したメラノサイトにおけるメラニン形成関連のcAMP/Wntシグナル伝達のダウンレギュレーションが示され、メラニン形成関連タンパク質、チロシナーゼ(TYR)、チロシナーゼ関連タンパク質(TRP)-1、およびTRP-2のフォルスコリン誘発性発現のダウンレギュレーションも確認された。ニコチンアミドモノヌクレオチドは、加齢に伴う色素沈着過剰治療に影響する可能性がある、人に優しい抗メラニン形成剤であることが示唆された。

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