北欧の低タンパク食は赤ん坊に健康な食習慣を植え付けるのに効果的

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2022.07.1

国際部

欧州小児栄養消化器肝臓学会(European Society of Paediatric Gastroenterology, Hepatology and Nutrition、 ESPGHAN)は、6月22日に開催された第54回年次総会で、赤ん坊や幼児を植物ベース食品に重点を置いた低タンパク質を特徴とする北欧スタイルの食事で始めることは、より健康的な食習慣の鍵となる可能性があるという研究結果を発表した。

スウェーデンのウメオ大学、Stockholm County Council Centre for Epidemiology、および米カリフォルニア大学の研究者たちはOTIS試験の一環として、生後4-6カ月から18カ月までの2つのグループの赤ん坊に対し追跡調査を行った。合計250人の赤ん坊が参加し、82%が試験を完了した。

北欧流食事は、地域的および旬の季節に生産された果物、ベリー類、野菜、ハーブ、キノコ、塊茎、豆類、全粒穀物、植物性油脂、魚、卵の摂取量が多く、菓子、乳製品、食肉の摂取量が少ない。北欧の自家製離乳食レシピ、タンパク質を減らした離乳食製品の提供を受け、ソーシャルメディアを介して親のサポートを提供され新しい北欧流食事で育てられた赤ん坊はスウェーデン食品庁が現在推奨している従来の食事を与えられた赤ん坊と比較して、12-18カ月の年齢で42-45%多くの果物と野菜を消費した。

主任研究者であるスウェーデン・ウメオ大学の小児科医兼登録栄養士のUlrica Johansson博士は、「タンパク質を減らした北欧流食事は安全で実行可能であり、乳児期および幼児期の持続可能で健康的な食事に貢献する可能性がある」とコメントしている。この新しい研究は、乳児の味覚領域の拡大に道を開く可能性があり、人生の早い段階でより健康的な食習慣を植え付けるための効果的な戦略になることが示唆された。

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