閉経前後の女性への栄養補助食品で発毛が促進されるかを検討した長期研究の結果が7月1日、「Journal of drugs in dermatology」オンラインに掲載された。

女性の脱毛と薄毛の有病率は、加齢とともに増加し、閉経後の女性で一般的に見られるものである。最近の統計によると、60歳までに推定80％の女性が脱毛を経験している。今回の研究では、髪の成長を促進および改善するための栄養補助食品の継続的な安全性と有効性を評価し、生活の質と更年期症状に対する潜在的な長期的利益を評価する非盲検試験6か月の延長フェーズ（さらに6か月）の結果を報告した。

その結果、有効な栄養補助食品の摂取で合計12か月後、被験者は発毛、質、脱毛が徐々に改善したと報告された。生活の質の測定と更年期症状も、研究期間中に改善した。プラセボ接種グループが栄養補助食品の毎日摂取に移行すると、すべての髪の毛の数が大幅に増加し、脱毛が大幅に減少し、盲検での研究者評価で全体的な髪の成長と質の評価の大幅改善が認められた。閉経周辺期、閉経期、および閉経後女性の栄養補助食品の継続摂取で、髪の成長が継続的に改善され、閉経期の二次症状、および自己認識された薄毛に関連する生活の質にプラスの効果がもたらされる可能性が示唆された。