花王、サステナブル素材開発でと米ジェノマティカ合弁事業に参画

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2022.10.4

国際部

花王株式会社は、9月29日、米サステナブル素材の開発会社Genomatica(ジェノマティカ、以下Geno)が設立するベンチャーに創立メンバーとして出資すると発表した。同社は、Genoと英ユニリーバがすでに発表している1億2000万ドルに追加出資する。出資額については明らかにされていない。

Genoの技術に基づく植物由来の代替原料は、パーム油由来原料に比べCO2排出量を最大50%削減できる見込みであり、よりサステナブルな製品を望む消費者のニーズの高まりに応えると期待されている。

花王は、2040年までにカーボンゼロ、2050年までにカーボンネガティブという目標を掲げており、今回の取り組みは、その目標達成のための重要な戦略的決断。持続可能なパーム油とその誘導体が、花王にとって今後も非常に重要な原料であり続ける中、ベンチャーの成功により、サステナブルなパーム油代替原料を製造し、花王はそれらをホームケアやパーソナルケア自社製品に使用すると共に、その誘導体をケミカル事業顧客への供給を目指す。

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