腰痛に対する瞑想（メディテーション）が、腰痛の痛み軽減改善に効果があるかを検討した研究結果が1月26日、「Complementary therapies in medicine」オンラインに掲載された。腰痛は身体的な問題であるのみならず、心理社会的健康問題としても重要である。

今回の研究では、12件の研究（対象者1005人、18歳以上）を対象にメタ解析を実施。腰痛のある人の痛みの強さ、身体機能、生活の質、うつ病に対する瞑想の効果を評価した。

その結果、瞑想を行わないグループと比較して、瞑想は痛みの強さと身体的生活の質の改善と関連した。しかし、平均20週間の追跡調査では、瞑想の有意な影響は消滅していた。研究の限界と不正確さのため、エビデンスの質は中等度だった。