電気やガス料金の値上げで体重が増える!

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2013.12.2

編集部

英国スターリング大学の研究者が、室内温度と低体脂肪との関係を明らかにした研究結果を18日、大学サイトに掲載した。

従来の研究は、冬の間、暖かい室内にいることが肥満レベルの上昇に大きく影響しているとしてきた。温度が低い環境にいることで基礎体温の維持のために多くのエネルギーを使い、健康な体重を保つことになるというのがその理由だった。

しかし今回、英国全土で10万人を対象にした13年間の観察調査で、より高い室内温度がより低い体脂肪レベルと直接関係していることがわかった。年齢、性別、社会階級、その他の要因を考慮した結果から、人は温かい室内にいるほうが食物の摂取量が少なく、多くのエネルギーを使っていることが判明した。これは、室内温度とBMIレベルの関連を明らかにした最初の研究という。

英国では16歳以上の4分の1が肥満に分類され、数々の健康問題を引き起こしている。こういったことが健康保険や国民健康システムに負担をかけるとして、肥満は国民的問題ともなっている。また、英国ではガス料金の高騰が激しく、インフレ率を上回る勢いで進んでいるという。スターリング大学行動科学センターのMichael Daly博士はらは「エネルギー価格の上昇は、肥満の増加につながる可能性がある」と述べている。

消費税や為替の影響でエネルギー価格上昇中の日本でも、この冬は注意が必要かもしれない?

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