認識の違いくっきり、日本VS中国の「栄養ドリンク実態調査」結果

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2013.12.3

編集部

GMOインターネットグループでインターネットリサーチ事業を展開するGMOリサーチ株式会社(東京都渋谷区)はこのほど、同社が保有する日本のモニターと中国の提携モニターを対象に「栄養(エナジー)ドリンクに関する実態調査」を行った。その結果、両国における栄養ドリンクの浸透度、認識の違いがくっきりと出た。中国では「栄養ドリンクは美容や健康に効果がある」という考えが浸透しており、飲用率も高いが、日本は、健康や美容に対する効果の期待値はそれほど高くなかった。

同調査は、10~40代まで(各年代男女各125名)の各国1,000名計2,000を対象に、クローズドのインターネット調査で行った。主な回答結果は表の通り。

日本VS中国「栄養ドリンク調査」

GMOリサーチは、日本での栄養ドリンク位置づけの背景には、「薬事法」の規制があると推察。日本でメジャーな「指定医薬部外品」の栄養ドリンクは、薬事法の規制により“特定の場面で飲む”という宣伝はできず、“事後に飲む”という宣伝をしてきた。それが「栄養ドリンクは疲れたら飲むもの」という認識を作り上げてきたと分析する。

さらに、日本で「リフレッシュ」目的での飲用が多い理由は、海外から入ってきた“エナジードリンク”の普及があると推察。含有成分から「清涼飲料水」に分類される栄養ドリンクの中でも“エナジードリンク”と呼ばれる栄養ドリンクは、薬事法上、成分や効果・効能を謳えず、味や爽快感をセールスポイントとして宣伝され、コンビニで買える手軽さから、手軽にリフレッシュできる嗜好品的な飲料として認知された、と分析している。

今回調査での「栄養ドリンク(エナジードリ ンク)」の”定義”は、日本では特定保健用食品、医薬品・指定医薬部外品に属する飲料を除外した、モニターが認識する「栄養ドリンク(エナジードリンク)」。中国では日本の特定保健用食品、医薬品・指定医薬部外品と類似した「保険食品」に属する飲料を除外した、モニターが認識する「栄養ドリンク(エナジードリン ク)」とした。

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