ノア―ジュ、アラガンとボトックスで提携、化粧品通販も行なう

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2013.12.9

編集部

ノアージュは “年齢にとらわれない美しさ〟を意味する「No Age」から命名した。東京・港区の東京ミッドタウン内に2007年開業。以来、額のシワやほうれい線などの施術を行なう美容皮膚科、目の二重やたるみを施術する美容形成科、アトピー性皮膚炎などの治療を行なう一般皮膚科、骨折や外傷などの外科施術を行なう一般形成外科の4診療科を置く。また、患者の多様なニーズに応えて育毛治療、メディカルエスなど幅広い治療メニューを揃えて統合美容医療を目指す新進気鋭の女医(今泉明子院長)が牽引する医療クリニック。順番待ち状況をパソコンや携帯電話から確認できる「待ち状況照会サービス」を導入、年間の来院数は、女性を中心に6,000人を超える。

ボトックスセミナー現在、当院は、眉間のしわやほうれい線などの治療に使われるボトックス・ヒアルロン酸メ―カ―の米アラガン社日本法人と提携(2010年11月)し、米FDA(食品医薬品局)、厚労省が承認したA型ボツリヌス毒素を有効成分とする筋弛緩作用のある注射剤「ボトックス」のスタッフ技術トレーニングセンターの役割を担う。世界から著名な指導医が来院し、最先端の技術トレーニング、診断技術、注入技術を実践している。また、今泉院長がアラガン社の顧問指導医として全国の医療機関に対してボトックス注射の施術指導を行なうなどアラガン社との繋がりは深い。

ノアージュ今泉院長の米国での化粧品開発を生かしてドクターコスメ「ミューノア―ジュ」(商品名、画像)を開発し、2008年から通信販売にも乗り出している。同化粧品は、2つ以上のアミノ酸が結合した化合物「ペプチド」を7種類配合し、鉱物、石油系界面活性剤などを一切使用しない無添加コスメ。「肌再生エイジングケア」を売りにする。

アトピー経験を生かし皮膚科医に、毛髪再生も開始

ノア―ジュ院長今泉明子氏に聞く

今泉明子_ノアージュ院長

 ―アトピー性皮膚炎やアレルギー性疾患など皮膚科専門医を目指した動機から伺いたい

「医師である父の姿をみて育ちたくさんの人の笑顔を見たい、と思い医師の道を選択しました。また、私自身、幼少期からアトピー性皮膚炎で悩み、同じ悩みを抱える多くの方々の心のケアを含めてお役に立ちたいと思ったことが皮膚科医の道を志ざした動機です。」

 ―ノア―ジュは、一般皮膚科と美容皮膚科がありますがこの理由は

「アトピー性皮膚炎の治療は、一般皮膚科で保険適用の診療を行なっていますが患者さんから相談される炎症後の色素沈着や黒ずみなどの症状については、一般皮膚科で全て治療できません。患者さんの気持ちに沿った治療を行なうためには、トータルケアが必要との考えから美容皮膚科を置き診療することにしました。美容皮膚科では、ボトックス注射による眉間や額のしわ治療やヒアルロン酸注入によるほうれい線治療、メディカルエステなど患者さんのニーズに沿った幅広い治療メニューを揃え、患者さんの“かかりつけ医〟として日々、治療に当たっています。」

 ―アトピー性皮膚炎・アレルギー性疾患は、根本原因の解明と治療法の確立が待たれています。どのような治療を行なっていますか

「アトピー性皮膚炎は、かゆみのある湿疹を伴う皮膚疾患で、多くの患者さんが乾燥肌とアレルギーを起こしやすい体質を持っているのが特徴です。当院では、ステロイド薬、免疫抑制薬などの外用薬と合わせてヒスタミンという物質に働きかけてかゆみや炎症を抑える抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬の内服薬を併用するなど患者さんの皮膚の症状、重症度合い、年齢などを総合的に判断しながら治療を行なっています。」

 ―抜け毛、禿げなどの毛髪再生治療も始めていますね

「毛髪再生を研究する日本医療毛髪研究会に参画し、実証を踏まえた上で、ハーグ療法と呼ぶ自己毛髪再生治療を始めました。ハーグ療法は、ご自身の毛根に必要な成長因子を直接、届けることで毛髪を再生し太くするもの。成長因子は、細胞間のシグナルの代わりをして毛髪に栄養を呼び込む作用があり定期的に成長因子を与えることで、毛周期を繰り返して毛髪を育成します。現在、当院を含めて全国50の認定医療機関でしか治療が認められていません。」

●今泉明子院長プロフィール
2002年聖マリアンナ医科大皮膚科大学院卒業。同大学院、日本赤十字医療センター勤務後、2003年米ニューヨークのワイル・コーネル医課大勤務、2007年ノア―ジュ院長、医学博士

参考リンク
ノアージュ

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