生活者の意識・実態に関する調査を行うトレンド総研（東京都渋谷区）はこのほど、「2013年に注目を集めたダイエット法」について調べた結果を発表した。メディア露出が多かったダイエット法の中で、「最も知られていると思うダイエット法」１位は“糖質制限ダイエット”だった。同ダイエットは、「血液がさらさらになりそう。身体に良さそう」、「成功すれば効果が高そう」といった声があり、トレンド総研は全体的に、健康面、効果面ともに良い印象があることが、1位となった要因と分析している。

トレンド総研がテレビや雑誌、インターネットといった各メディアで、露出が多かったダイエット法について調査したところ、(1)糖質制限ダイエット、(2)食べ順ダイエット、(3)酵素ダイエット、(4)プチ断食ダイエット、(5)サバ缶ダイエット、(6)ココナッツウォーターダイエットの6つが注目度が高かった。さらに、20代～40代の女性500人に10月29日～31日までインターネットで6つのダイエット法について質問したところ、気軽に始められる「食べ順ダイエット」（28％）を中心に、多くの女性が「プチ断食ダイエット」（18％）、「糖質制限ダイエット」（16％）などを「行ったことがある」と回答し、6つのダイエット法の内、1つでも試してみたことがある人は46％と半数近くがこれら6つのダイエット法を試していたことがわかった。さらに、「最もよく知られていると思う」という声が一番多かったのが「糖質制限ダイエット」だった。

回答者で、「現在、ダイエット中」という人は39％、「今年、ダイエットを行っていた」という人は50％で、一般女性の2人に1人が2013年になんらかのダイエットを行っていた。魅力的だと思うダイエット法のポイントに関する質問で多くの支持を集めたのは、「健康的に行うことができるダイエット法」（60％）、「お金のかからないダイエット法」（49％）、「効果がありそうなダイエット法」（46％）といった項目。手軽さなど、始めやすいダイエット法よりも、「健康」や「効果」などの要素を兼ね備えた、ダイエット法に魅力を感じていることがわかった。