ティーライフ、顧客開拓と販促部門新設、今期売上高65億円見込む

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2014.01.22

編集部

ティーライフ(ジャスダック上場)は、新たな組織として顧客開拓部とマーケティング部を新設(2月1日)し、商品開発や新規顧客の獲得に繋げる。また、健康食品関連中心にネット販売が好調なことやコラムジャパン(子会社)の売り上げが寄与して今期(2014年7期)業績(連結)は、売上高が前期比9億円増の65億円となる見込み。

同社は、独自開発商品の健康食品関連や化粧品などをネットとカタログで販売する通販の大手。カタログやインターネットを介して一般消費者に健康茶、健康食品、化粧品などを販売する「小売事業」と主にテレビショッピングやカタログ販売を行なう通信販売会社に対して生活雑貨や食品などを卸販売する「卸売事業」の2形態で事業を展開。

こうした中、2月1日付けで、カタログ推進部、ネット推進部を廃止し、新たに「顧客開拓部」と顧客のニーズを吸い上げて商品開発や市場性、販促活動、顧客サービスなどを行なう「マーケティング部」を新設した。

これまで同社は、カタログ推進部とネット推進部で健康食品関連のカタログ「さらら」と化粧品専用のカタログ「炭の露」を中心にカタログ販売を行なう一方、自社サイトのオンラインショップと楽天市場、ヤフー、アマゾンなどのショッピングモール出店によるネットの両輪で販売に力を入れてきた。しかし、カタログとネット販売について「これまで以上に顧客開拓を効率的に行い合わせて顧客のニーズや市場性、販促活動、顧客サービスなどを強化し、新規顧客の獲得に繋げる必要がある」としてカタログ推進部とネット推進部を廃止し、新たな専門組織を設置したもの。

同社の主力商品は、ダイエット茶や緑茶などの健康食品関連と化粧品が中心。現在、総売上高に占める健康食品関連の売り上げ比率は、87%、化粧品が13%の割合。同社は「年によって多少の売り上げ比率に変動があるものの平均この比率で推移している」と言う。

ダイエットプ―アール茶健康食品関連で売り上げを牽引しているのが「ダイエットプ―アール茶」(写真)とプ―アール茶にジャスミンやしょうがなどを香り付けたプ―アール関連商品。健康食品関連の売り上げに占めるダイエットプ―アール茶の売り上げ比率は、20%、プ―アール関連商品が34%の割合。特に、ダイエットプ―アール茶は、1998年3月に市場投入して以降、今年3月で満16年になる。消費者のダイエット志向が奏功し「飲み続けられる商品」の位置付けを確立し、同社を代表するロングセラー商品となっている。

スキンケア化粧品「炭の露」また、化粧品については、2003年に「優肌の精(現:ゆうきのせい)」を愛用していた顧客の意見から誕生した竹酢液配合のスキンケア化粧品「炭の露」(写真)シリーズを販売。以来、現在でも自然派化粧品として販売も堅調に推移している。

こうした顧客ニーズを吸い上げた商品開発やネット販売の好調に加えて昨年11月に子会社化した欧米雑貨の輸入販売会社コラムジャパンの売り上げが寄与することから今期の売上高は、従来予想の63億円から65億8700万円(前期比17%増)、純利益2億8700万円から3億1800万円(同12.4%増)に増収増益になる見通し。

参考リンク
ティーライフ

 

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