美肌サプリの「オメガ3」で脳のアンチエイジングも

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2014.01.28

編集部

代謝を促し、脂肪を燃焼するなど、ダイエットにも効果が期待できる油の「オメガ3」。青魚、エゴマ、麻の実に多く含まれるほか、サプリメントも手軽に入手できる。この「オメガ3」の血中濃度が高い人は、年を取っても脳の容量が大きく、若さが保てるかもしれないという研究が「Neurology」1月22日付けでオンラインに掲載された。

米国サウスダコタ大学によるこの研究は、1111人の閉経後女性を対象に赤血球中にあるオメガ3脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)+ドコサヘキサエン酸(DHA)レベルを調査。調査から8年後に、参加者の脳容積をMRIを使って計測した。

その結果、オメガ3レベルが高かった人で脳の容積、また海馬領域の容量も大きいことがわかった。人の脳は老化により、ある程度の萎縮が起こるが、一定のレベルを越えるとアルツハイマー病の兆候と考えられている。また、脳の萎縮が起こる前に、脳の中で記憶をつかさどる海馬が萎縮を始めることも知られている。オメガ3は、美容とダイエットのみならず、脳のエイジングにも効果があるかもしれない。EPA+DHAのレベルを維持することで、脳や海馬の萎縮を遅らせることができるかどうか、今後の研究が必要と研究者らは結論している。

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