新しい抗酸化食品素材「GliSODin(R)」で肌の老化抑制
2014.06.1
国際部
全く新しいSOD活性誘導素材で、肌の老化を抑制できたという研究成果が5月14日、「Clinical, Cosmetic and Investigational Dermatology」オンライン版に掲載された。
SOD(スーパーオキサイド・ディスムターゼ)は、「活性酸素を取り除く」という意味。人は体内の細胞でSODを生産して、老化にもつながる過剰な活性酸素の害を防いでいる。
新しいSOD食品素材のGliSODin(R)は、SOD含有量が高い南フランス産の特別なメロンの抽出エキスを主原料としたもの。皮膚の老化にも効果があるというGliSODinを、現在、皮膚炎の治療薬として処方されているタザロテン0.1%含有クリームと併用した時の効果を検証した。
研究では、顔に日焼けをした10人の実験参加者を、タザロテン軟膏にGliSODinカプセルを1日3回服用(1回780mg)した群と、タザロテン軟膏にプラセボ(偽薬)服用の2群に無作為に分け、90日間の比較試験を行った。
90日間の試験後には、タザロテン単独またはGliSODinの併用のどちらにも、小じわ、色素沈着、日焼け、患者の反応の改善の効果が見られた。 12週目では、細かいしわの改善においてはタザロテン単独14.7%対GliSODin併用41.7%、全体的な日焼け改善では15.6%対53.0%、皮膚の水分量改善19.1%対103.2%、肌の弾力性改善12.8%対87.7%、治療効果の実感8.8%対21.4%と、タザロテン+GliSODin併用で著しい効果が見られた。