ブラジルで動物実験廃止の法案が可決され、ブラジル全土で化粧品テストのための動物の使用が禁止になる。ただ、新規成分などの研究開発を目的とする試験に関して動物実験は許可される。

米オンラインニュース・Huffintonpostのブログ（5日付け）によれば、2014年9月から、この法案は施行される。国際動物愛護協会(HSI)がブラジルで積極的にCruelty Free International（動物虐待反対）キャンペーンを展開していたが、キャンペーン開始から9ヶ月での法案可決という迅速な動きとなった。 動物実験反対の請願書に19万人の署名を得たこと、さらにはブラジルの10政党全ての指導者が署名したことが“ターニングポイント”となったとしている。

国内では州レベルでの動きが先行し、今年1月末にサンパウロで動物実験を禁止、違反企業には罰金100万レアルを科せるという法案に州知事が署名していた。