約9割はアロマテラピーを正しく理解せずに使用~AEAJが調査

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2014.07.3

編集部

アロマテラピーの資格認定を行う公益社団法人 日本アロマ環境協会(略称:AEAJ、東京都中央区)はこのほど、20~40代の一般女性300人およびアロマテラピー検定資格保有者300人を対象に意識・実態調査を実施した。調査結果から、女性の4割以上が普段の生活でアロマを活用しているが、約9割の女性は正しく理解せずに用いていることがわかった。

同協会調べによると、「アロマテラピー検定」を持っていない一般女性300人の41%が何らかの形で生活にアロマを取り入れていることがわかった。「プチ不調を感じた時にアロマを使うことはあるか」という問いにも、3割以上の女性が「ある」と回答した。

アロマテラピー意識・実態調査

調査では、アロマテラピーの基本に関して正誤チェックテストも実施。「精油は、100%天然(植物由来)ではなくてもアロマテラピーに使用できる」(正解は×)、「精油は直接肌につけて使うことができる」(正解は×)、「アロマテラピートリートメントは、精油成分が肌から浸透し全身に作用する」(正解は○)━の正答率が低かった質問3問に関しては全問正解者は約1割で、思い込みや誤った情報のまま、自己流で行っている女性が多いことわかった。

今回、AEAJ認定アロマテラピー検定1級または2級を保有している20~40代女性300人にも調査し、検定を通じて得た知識がどのように役立っているかを聞いたところ、「仕事上で役立っている」(66%)、「パートナーとの関係性向上に役立っている」(73%)、「友人との関係性を良好にする上で役立つ」(69%)との回答があった。

同協会は、1999年よりアロマテラピーに関する知識取得や理解に役立つ「アロマテラピー検定」を実施。アロマテラピー関連では唯一、内閣府に公益認定されている団体が実施する試験 で、これまでに35万人以上が受験している。

アロマテラピーは、室内に香りを漂わせて楽しんだり、リラクセーションやストレスケアを目的として様々な場面で活用され、日常生活に浸透してい る。最近では精油を配合した化粧品や入浴剤などの市場も広がっており、AEAJが過去に行った「2011年 アロマ市場の構造と市場規模に関する調査」では、2011年度のアロマ市場の規模は2,654億円だった。

 

参考リンク
「アロマテラピー検定」特設ページ

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