肥満治療は親子同時がいいらしい
2014.07.25
国際部
子供の肥満治療は、親も同時に行うことで効果が増すという研究が7月21日、「Pediatrics」オンライン版に掲載された。
研究は、2-5歳のBMI85パーセンタイル以上の子供96人とBMI25kg/m2超の親を、親子そろっての行動介入療法群と子供にのみ体重管理のための情報管理を行う群の2つに分けて行われた。12カ月以上の食事療法と運動教育は両群が受けていた。親子そろって介入を受けた群は、子供のみの群に比べてBMIが大きく減少していた。この差は、12カ月後も持続していた。子供の体重変化は、親の体重変化と相関関係にあった。
同じ環境で生活している家族ならではの「同時治療」には、インフルエンザなどの感染症の治療のほか、体質改善の漢方や定期健診や虫歯治療などが知られている。同時に治療を行うことによる安心感や治療後の管理の良さで、効果的治療が可能と言われている。