集客を狙うエステ店必見!! 時代にマッチした集客ツールを大検証

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2010.09.10

編集部

年々、すごい勢いで需要が増えているブライダルエステ。時代にマッチした集客ツールを大検証。(編集部緊急電話調査)

ブライダルエステ店に聞く「ブライダルエステの集客状況」を徹底調査!

 昨今のエステティック業界の構造的不況は留まる事を知らないと囁かれる中、いかに集客を伸ばすかで頭をかかえているサロンも増えているだろう。そもそも「エステ」という言葉は、一般的に敷居の高いものという認識をいだかれがちである。“ 初回無料キャンペーン”などのうたい文句につられて行ってみたら、高額なコース契約や商品を売りつけられてしまうのではないか……。そんな不安をいだく人も少なくはないからだろう。ただ、そうした風潮の中でも女性が「ちょっと行ってみようかな」と思えるのが、「ブライダルエステ」だ。一生に一度の晴れ舞台、幸せの絶頂にある結婚式を最高に美しい状態で迎えたいというのは、世の女性の普遍的な願い。それこそ人生に1度くらい、自分に贅沢なご褒美を与えてもよいと思えるのだろう。近年では婚活ブームが訪れたこと、挙式間近の「駆け込みブライダル」やデキ婚の「マタニティブライダル」などの需要も急増していることもあり、「ブライダルエステ」の需要が高まっていることは確かだ。ただ、経営者側の立場からすると、ブライダルエステはリピート客につながらないのではないか、ブライダルメニューを掲げていても売上や集客には結びつかないのではいかという考えが先にめぐってしまうのかもしれない。そういった背景を踏まえて、まだまだ伸びるであろう「ブライダルエステ」市場の現状を探ってみた。

都内近郊、大手チェーン店を除くブライダルエステサロン100店:集客状況についてのアンケート実施!

本調査は、2010年8月に本紙編集局記者が都内及び近郊のエステサロン(大手チェーン店を除く)100店舗から実際に電話をかけて調査を行った結果となります。(ご協力いただきましたサロン様ありがとうございました)

◆ブライダルエステの需要は増加しているか

 増加している … 60%                 
 減少している … 15%
 変わらない … 25%

◆一般のお客様とブライダルのお客様、売上単価が高いのはどちらか

 一般のお客様 … 15%
 ブライダルのお客様 … 75%
 同じくらい … 10%

◆ブライダルエステを施術したお客様の結婚式後のリピート率

 リピーターになる … 20%
 ブライダルエステのみ … 80%

 リピーター率が高いのは、特にフェイシャルに力を入れているサロンが多かったが、リピーター率ゼロというサロンはなかった。20%とは言え、100人中20人が長年通い続けてくれるのであれば、ブライダルエステを取り入れるメリットは十分にあるだろう。

 調査結果から見ても、その需要は高まっているのは間違いない。また、需要としては変わらないと言うサロンでも、客単価が高いことからブライダルエステに力を入れるサロンが増えているようだ。「施術結果があらわれてエステへの意識や関心をいだいてもらえるだけでもリピート効果はある」と確かな手応えを感じているサロンもいくつかあった。さらに業績を上げているサロンでは、ブライダルパッケージ商品として、結婚式後ひと月までをエステ利用の有効期限にしたり、マタニティー向けに出産後までのサービスを導入したりと、ユーザー心理をくすぐる工夫がなされていた。リピートをうながすアフターサービスに気を配っているサロンが増加しているようだ。
 では、実際にどのような集客方法を取っているかをまとめてみたい。

◆ブライダルエステの広告手段は

 1位・インターネット         
 2位・フリーペーパー
 3位・月刊誌
 4位・チラシ

 結果広告手段として、インターネットと答えたサロンが軽く5割を超えた。

  多くのブライダルサロンがインターネットに広告費を費やしていることがわかった。月刊誌や折り込みチラシ、地域発行のフリーペーパーよりも、気になったとき、行きたいと思ったときに、お客さまの熱が冷めないうちにその場で検索して申し込めるのがインターネットの強みだ。

◆広告で最も影響力があるのは何か

 インターネット … 80%
 フリーペーパー … 5%
 月刊誌 … 5%
 口コミ … 10%

 これは圧倒的にインターネットでの影響を受けているという回答が多く得られた。また今回の調査では業績を徐々に伸ばしている店舗ほど、インターネットでの集客に力を入れていることがわかった。ホームページの作成はもちろん、最低でも2か所以上のポータルサイトに登録していることが集客につながっていると自信を持って語るサロンもあるほどだ。

◆ブライダルエステの需要が減少していると答えたサロンに聞いた、減少の理由

 1位・サロンの増加
 2位・インターネットで検索する人が増えている
 3位・その他(立地や時期的な問題)

 
 競合するサロンが増加していることと、他店ではネットを活用しているが、自分のサロンではそれができていないと答えるサロンが圧倒的に多い結果となった。インターネット社会と言われて久しいが、美容業界ではまだまだネットを活用しきれていない部分が目立つように感じられる。インターネットでの集客は欠かせないこの時代、個人で集客に努めるよりも、ポータルサイトや情報サイトから発信していくほうが、集客ツールとしてはふさわしく、時代のニーズにも合っていると言える。ホームページを作成したが集客につながらなかったと感じているサロンのほとんどが、ポータルサイトへの登録などをせず、特に宣伝もしないままだったようだ。露出の多さが集客につながるいま、インターネットをうまく活用するちょっとした工夫やコツがいるのかもしれない。

 ブライダルエステには新規顧客を開拓できる道がまだまだ残されている。生まれて初めてのエステだとドキドキしながらやってくるお客様たちに、クーポンなど続けて通えるサービスを提供しつつ、プロの技術をしっかりと見せつけ虜にして、長く通い続けてくれるリピーターを獲得して頂ければと思う。

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