世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

ピーナツアレルギー患者へのイソトレチノイン使用

ピーナツアレルギー患者におけるイソトレチノイン治療の安全性を検討した結果が12月1日、「Journal of Clinical and Aesthetic Dermatology」オンラインに掲載された。

嚢腫性の尋常性ざ瘡(ニキビ)治療に用いられるイソトレチノインは、大豆アレルギー患者には禁忌である。交差反応の可能性があるため、一部の国ではピーナツアレルギー患者にも禁忌となっている。

今回の研究では、ピーナツアレルギーとイソトレチノイン使用歴の両方を持つ患者10人を特定し、ピーナツ曝露による臨床症状、ピーナツ特有の皮膚プリックおよび/またはIgE検査、およびイソトレチノイン使用に対する有害反応をカルテレビューと電話インタビューで取得した。その結果、すべての患者でアレルギーの発症なしにイソトレチノインの使用が可能だった。この患者集団での使用程度を確認するための臨床試験が必要であると示唆された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP