UBIC、医薬品ビッグデータ解析事業に本格参入
2014.10.22
編集部
東証マザーズ上場の株式会社UBIC(東京都港区)は、ビッグデータ解析の「バーチャルサイエンティスト」を利用した、医薬品ビッグデータ解析事業に本格参入すると10月21日に発表した。
同社の行動情報科学研究所は、情報科学(統計学・数学・データマイニングなど)と行動科学(心理学・社会学・犯罪学など)を融合し、人間の行動やコミュニティ生成パターンなど、人間の思考に即したビックデータ解析技術や人工知能の研究開発を行っている。これまで人間(データサイエンティスト)が行っていた散在する構造・非構造データ収集などのデータ準備や解析等が、バーチャルサイエンティストを利用すれば解析可能になる、とのこと。
今回の医薬品ビッグデータ解析は、遺伝情報や健康診断情報などの構造化データと、医師の問診や診断結果などの非構造化データを横断的に解析することで、治験データ解析で成果を出すことが難しかった領域において、医師の診断結果やケース毎の効果の違いの見える化を行い、臨床実験の効果測定分析の精度向上・効率化が図れる、としている。
- 参考リンク
- 株式会社UBIC