“肌内キャパシター”を広げる美容成分を開発

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2015.07.8

編集部

logo株式会社コーセー(東京都中央区)はこのほど、肌表面の角層細胞に存在する細胞接着因子の代謝に着目し、同社が開発した「ブッチャーズブルーム根エキス・ビワ葉エキス」を配合した化粧水の使用によって、角層細胞の間隔が広がり、肌の水分量や透明感が改善することを見出したと発表した。

健全な肌では、表皮細胞が角層へと変化していく過程で、細胞接着因子が代謝(分解)されていくため、その代謝を促す成分を探索した。その結果、2種の美容成分「ブッチャーズブルーム根エキス」と「ビワ葉エキス」の組み合わせに、細胞接着因子の代謝をサポートする効果があることを見出した。

これらの美容成分を配合した製剤を肌に塗布し、使用前後の細胞接着因子の状態を調べたところ、発現状態に変化がみられた。これは「ブッチャーズブルーム根エキス・ビワ葉エキス」を配合した化粧水製剤に、角層細胞間隔を広げ、健全な肌に導く効果があることを示唆している。

さらに配合製剤の効果について、10人の被験者に対し、1カ月の連用試験を行なった。その結果、水分量、透明感について有意に向上することが認められた。

同社は、今回の研究成果を今秋発売の新製品へ応用するとしている。

参考リンク
株式会社コーセー

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