メナードが「霊芝超臨界抽出物の影響」について講演
2015.08.28
編集部
一般社団法人和漢医薬学会(富山県富山市)の第32回学術大会が22日~23日、富山国際会議場(同)において開催され、一般演題において、日本メナード化粧品株式会社総合研究所(愛知県名古屋市)が、「霊芝超臨界抽出物が皮膚の遺伝子情報発現過程に及ぼす影響」について講演した。
美しい肌を保つためには、皮膚における遺伝子情報発現過程がスムーズに働いて、種々のタンパク質が正常に機能することが大切。
そこで、赤霊芝および黒霊芝には、様々な薬効があることで知られていることから、超臨界抽出法を用いて、これらの素材から非極性成分を高純度に抽出し、DNA、mRNA、タンパク質の各々に効果があるかを検討した。
具体的には、DNAについてはトランスポゾンに及ぼす赤霊芝超臨界抽出物の効果を、mRNAについては転写因子の一種のFOXOに及ぼす黒霊芝超臨界抽出物の効果を、タンパク質については小胞体に及ぼす黒霊芝超臨界抽出物の効果をそれぞれ実験した。
この結果、いずれもUV照射によって、皮膚の遺伝子情報発現過程がDNA、mRNA、タンパク質のそれぞれのポイントで乱れるものの、赤・黒霊芝超臨界抽出物はそれらの変化を回復させることで、その過程を正常化して美しい肌が保たれるように働くと考えられると結んだ。
- 参考リンク
- 和漢医薬学会第32回学術大会
- 日本メナード化粧品株式会社