イギリスで受動喫煙への法令強化
2015.10.1
国際部
イギリスのイングランドとウェールズで10月1日より、子供を受動喫煙(二次喫煙)から守るため18歳以下の子供が乗車している場合、運転者及び同乗者の自動車内での喫煙を禁止する法令が施行された。違反者には罰金として一律で50ポンドが課される。
British Lung Foundationの調査によれば43万人を超える子供が毎週、自動車の中で受動喫煙の被害を受けており、狭い車内での受動喫煙による健康への悪影響を懸念する声が近年、広まっていた。バーなど喫煙が許可されている飲食店と比較すると車内では10倍以上も体への被害リスクが高くなるという。
米カリフォルニア州をはじめ、カナダ、オーストリアの一部の地域で既に自動車内での受動喫煙を回避するための法令が施行されている。スコットランドでは、来年以降に独自の禁止法令を議会で審議する方針のようだ。