仕事に燃える女性の歯茎は出血しやすい
2015.10.7
編集部
ライオン株式会社(東京都墨田区)は、20歳代の有職女性753人を対象に、“歯とお口の健康”に関する調査を実施した結果、20歳代で出血や腫れといった自覚症状のある歯周病の女性は約4割と多く、残業が多い人ほど歯茎不調を感じている割合が高いということがわかった。
20歳代の若手ワーキングウーマンを対象に調査を行ったところ、この1年以内に歯茎の不調を感じた人は41%に上った。不調の具体的な症状としては「出血」が69.4%と最も多く、そのうち72%が「週1回以上、不調を感じる」と回答。次いで不調の症状で多いのが「腫れ」で55.9%、「痛み」が34.2%と続いた。
歯茎からの「出血」や「腫れ」といった症状をともなう歯周病は、放っておくと歯槽膿漏と呼ばれる状態へと進行する。今回の結果から、20歳代のワーキングウーマンには歯槽膿漏予備軍が多く存在していることがわかった。
歯茎の不調がある人とない人を比較すると、残業45時間以上で歯茎の不調がある人は歯茎の不調がない人の2.4倍、30~45時間では1.3倍となった。
歯茎不調がある人は「睡眠時間が短い」「間食をする習慣がある」という傾向が高く、これら生活習慣との関連が示唆される。
- 参考リンク
- ライオン株式会社