「血圧の高い方に」や「おなかの調子を整える」など、医薬品ではないため効果効能を表示することはできないが、健康に良い機能があることを強調した食品を「機能性食品」という。これらの機能性食品にメタボリック症候群に対する長期的な効果があることを示唆した研究が、「Obesity Reviews」11月号に掲載された。

今回の試験はマウスなどのげっ歯類を用いた動物実験の段階で、ヒトでの効果が確認できたわけではない。しかし、研究の対象となった機能性食品には、果物、野菜、穀物、紅茶やコーヒーのような飲料が含まれ、これらの機能性食品を長期的に摂取することでライフスタイルが変わり、長期的には減量に効果があることが確認された。