越後白雪茸に「抗肥満効果」「潰瘍性大腸炎への改善効果」
2015.10.29
編集部
キノコ研究者や企業、個人でつくる越後白雪茸研究会(新潟県新潟市)は、研究成果発表会を10月17日にアークヒルズクラブで開催し、新潟薬科大学の佐藤教授による「抗肥満効果」、渡邊教授による「潰瘍性大腸炎への改善効果」などの研究成果を発表した。
佐藤教授は、越後白雪茸の長期摂取によって抗肥満効果、肝機能改善効果、インスリン抵抗性改善効果が期待できると発表。渡邊教授は、潰瘍性大腸炎の治療に対して、越後白雪茸は有用であることを示唆した。
今後は、人に応用できるかどうかや、どの成分が効果を発揮したかなどの研究をし、健康維持や病気予防に効果があることを証明し、機能食品・医薬品を開発するための機能性素材として「越後白雪茸」の認知度を高めていく。
同研究会は、新潟産の機能性素材の一つである越後白雪茸の健康効果に着目し、その生理機能に関する学術的研究を進め、その成果を広めるとともに人々の健康に役立つ商品開発に応用する企業や個人に資することを目的に、2010年に発足した。
- 参考リンク
- 越後白雪茸研究会