パキスタン発の化粧品ブランド「 Luscious Cosmetics 」が、 化粧品小売専門店大手セフォラでグローバルに取扱われるようだ。米ビューティー業界誌のCosmetics Design.com（12月３日付けオンライン版）が伝えたところによると、セフィラの親会社 LVMHモネヘネシー・ルイ ヴィトンがシンガポールを拠点にオンラインショッピングを展開している「Luxola」にこの夏、投資してから、東南アジアでのビューティー市場の開拓を一層強化していく戦略にでた模様。

2007年にパキスタンで設立されたLuscious Cosmeticsは女性起業家 Mehrbano Sethiにより、ここ数年、多店舗展開と同時に「Luxola」などオンラインでのビジネスチャネルを拡大していた。同社のカラーコスメは東南アジアの女性の多様な肌のトーンに応じるファンデーション、チーク、口紅、アイシャドーを取り揃えることが特徴で、それぞれ肌にやさしい原材料で製造している。肌へのフィット感に優れ、こびりついているように見えないことで人気が上がっているという。

オーストラリアの一部のセフォラ店舗およびセフォラ・オーストラリア・オンラインサイトで Luscious Cosmeticsの製品販売を既に開始。2016年早期に全米へ進出する方向とみられる。全米のセフォラ店では昨年より韓国コスメの販売を強化しているが、これからはアジア発の新しいブランドがさらに増えそうな勢いだ。