資生堂、『がん患者さんのための外見ケアBOOK』を発行
2015.12.18
編集部
株式会社資生堂(東京都中央区)は18日、がん治療中の人特有の美容上の肌悩みに対応したメーキャップ方法をまとめた小冊子『がん患者さんのための外見ケアBOOK』を発行した。
同冊子は、がん治療の副作用による外見上の変化(肌色の変化、眉・まつ毛の脱毛など)に対し、メーキャップによってカバーするテクニックや外見ケアの必要性を紹介する内容で編集した。
同社は、1990年代初めより医療機関と連携して、あざや白斑、傷あとなど肌に深い悩みを抱える人へのメーキャップアドバイスや、悩みのカバーに適した専用商品の開発に取り組んできた。
2006年6月には活動の拠点となる施設「資生堂 ライフクオリティー ビューティーセンター」を開設して活動を本格化させ、2013年10月からは新たにがん治療中の人特有の肌悩みに対応する個室でのアドバイスも始めた。
現在では、同活動の趣旨に賛同して専門の技術教育を受けた資生堂の化粧品専門店、デパート、医療機関など、全国約380カ所で活動を展開している。今回、これらの活動を通じて蓄積してきた美容情報や研究成果を集約し、同冊子に編集することで、多くのがん治療中の人々やその家族、医療関係者など多方面への情報提供が可能となり、活用できるようになる。
◆『がん患者さんのための外見ケアBOOK』
<主な内容>
・がん患者さんへのメッセージ
・肌色のカバー方法、 テクニック
・自然な眉の描き方
・印象的な目もとに仕上げるアイメーキャップ
・メーキャップとウィッグによるイメージチェンジの方法
・がん治療体験者のコラム ほか
- 参考リンク
- 資生堂グループ