「ナチュラルメイクの流行がコスメ市場に打撃」ユーロモニター調査

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2013.06.10

編集部

英国の市場調査会社ユーロモニターはこのほど、2012年の日本の美容・パーソナルケア用品市場の調査結果概要を発表した。スキンケア用品は2012年にプラス成長となった一方、「自然の美」を求めるナチュラルメイクの流行がカラーコスメティクスやヘアケア用品の売上に打撃を与えていることが明らかとなった。

具体的には、多くの消費者がファンデーションなどのメイク用品を使わずに、代わりにBBクリームやパウダーを使用。若年層消費者の間では自然な髪色が流行したため、美容室を訪れて染色する機会も減少した。一方、男性消費者の間でも似たような理由で、スタイリング剤の売上が低迷した。

その他、日本の美容・パーソナルケア市場の主な傾向として、以下を挙げている。

・美容・パーソナル用品の売上高は一定水準に留まる
・早期のアンチエイジング治療に関心を寄せる若年層消費者
・資生堂が市場首位を維持
・小売業者がiPadを利用して、セミ・セルフサービス形式の販売スタイルを生み出す
・美容・パーソナル用品の売上高は低下の見通し
・ドラッグストアがコンサルティング・サービスを強化
・多くの消費者が個人用ボディウォッシュ、シャワージェルを使い始めている
・若年層消費者が、早期のアンチエイジング治療に関心を示す
・男性消費者のパーソナルケア用品への支出額の増加
・メーカー・小売業者が顧客サービス改善のためにiPadを利用

 

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