高脂肪食での体重増加、シナモンで抑制?

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2017.05.18

国際部

シナモンは高脂肪食による体への悪影響を軽減する可能性があるという研究結果が5月6日、アメリカ心臓協会(American Heart Association:AHA)のオフィシャルサイトからリリースされた。研究は5月4~6日にアメリカ・ミネアポリスで開催された「動脈硬化症、血栓症および血管生物学| 末梢血管疾患2017(Arteriosclerosis, Thrombosis and Vascular Biology | Peripheral Vascular Disease2017)」と題された学術集会で発表されたもの。

今回の研究はラットを使った予備的動物実験。高脂肪食を与えたラットにシナモンサプリメントを与える実験を12週間実施し、身体の抗酸化および抗炎症系の活性、脂肪蓄積プロセスへの影響を検討した。

高脂肪食でシナモンを与えられていないラットと比較して、シナモンサプリメントを与えたラットの体重は少なく、腹部脂肪および血中血糖も少なかった。また、シナモンを与えたラットでは脂肪貯蔵プロセスに関与する分子が少なく、ストレスから身体を守る抗酸化物質および抗炎症分子を多かった。これらの結果から、シナモンが高脂肪食の影響を減らす可能性があることを示唆している、と研究者らは述べている。

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