大塚製薬、「賢者の快眠 睡眠リズムサポート」を機能性表示食品として届出
2017.06.1
編集部
大塚製薬株式会社(東京都港区)は、機能性表示食品に力を入れて取り組んでいる。このほどサプリメントの新商品「賢者の快眠 睡眠リズムサポート」(写真)について消費者庁に対して機能性表示食品の届出を行った。
「賢者の快眠 睡眠リズムサポート」は、爽やかなグレープフルーツ風味で顆粒タイプ。アスパラガスを独自の製法で抽出した成分「アスパラガス由来含プロリン-3-アルキルジケトピペラジン」を含み、本品を摂取することで睡眠の質を高め、すっきりした目覚め感をサポートする。
同社は、これまで機能性表示食品として消費者庁に届出た商品は
①大麦生活(アイテム数2品目)②ネイチャーメイド(同5品目)③アミノバリュー(同2品目)の3品目があり、賢者の快眠、睡眠リズムサポートは、これらの商品に続く第4番目の商品。アイテム数は、10品目にのぼる。現在、「賢者の快眠 睡眠リズムサポート」について5月29日から関東エリアのドラッグストアでテスト販売を始めた。
同社は、賢者の快眠、睡眠リズムサポートの安全性の評価について同製品は、アスパラガス由来含プロリン-3-アルキルジケトピペラジン)を含有する酵素処理アスパラガス抽出物(ETAS)を原材料とし、安全性の確認されている賦形剤や酸味料などを添加した食品である。
同社は、安全性を裏付けるため過剰摂取試験を行った。健康な成人男女32名を対象に、1日摂取目安量の5倍量のアスパラガス由来含プロリン-3-アルキルジケトピペラジンを含む試験食品または、プラセボ食品を4週間継続摂取させた(それぞれ16名)。
その結果、試験食品が原因と考えられる問題は認められなかった。また、同製品の機能性について①最終製品を用いた臨床試験②機能性関与成分に関する研究レビューの2つの評価を行った。
アスパラガス由来含プロリン-3-アルキルジケトピペラジン含有食品の睡眠への効果・有効性を確認するため、 健康な成人男女44名に、1日あたり55μgのアスパラガス由来含プロリン-3-アルキルジケトピペラジンを含む食品(試験食品)もしくは含まないプラセボ食品を2週間ずつ摂取させた。
試験期間中は入眠時刻や起床時刻などの睡眠状況を調査すると共に、摂取前、休日明けである摂取1、2週間後には、睡眠の質や目覚め感、健康関連QOLについて質問票により調査した。その結果、試験食品摂取群ではプラセボ摂取群と比較して、就寝・起床リズムや睡眠の質、目覚め感が有意に改善していた。また、健康関連QOLにおいて、休日明けの心の健康(楽しく、おだやかな気持ち)の維持に対する効果が認められた。
これらのことから「試験食品を摂取することにより就寝・起床リズムが整えられ、休日明けの睡眠の質を高めること(スッキリした目覚め感)や休日明けの心の健康(楽しく、おだやかな気持ち)の維持をサポートする効果が期待できる」としている。