韓国の伝統医学「韓方」の専門医8名が来日
2017.09.6
編集部
韓国の韓方(ハンバン)専門医師セミナー・カウンセリング「Top of Korea Medi 8 2017」が6日、都内のホテルで開催され、日本ではまだなじみの薄い韓国独自の伝統医学である「韓方」の専門医8名が各々の施術内容を紹介した。
「韓方」は、李氏朝鮮時代の医者であるホ・ジュンによって編纂された「東医宝鑑」をバイブルとして、現在までも韓国内で広く臨床に使われており、日本の漢方薬と同じ生薬を使った伝統医学にあたる。セミナーでは、各医師が自身の医院の特徴などを説明した。
「イ・ムンウォン韓方クリニック」は、頭皮疾患の専門医院で、2005年に開院した。当初男性患者が多かったが、「09~10年ごろから女性患者も増えた。短期間によるダイエットは毛を抜けやすくさせてしまう」(イ・ムンウォン院長)という。同院ではヘッドスパとヘアサロンを併設している。
「キム・ソヒョン韓方クリニック」では美肌、ダイエット、更年期などの女性の健康の根本治療を行っている。子宮を健康にする「温活Aプログラム」など多様なプログラムを用意している。
「イ・ウンミ韓方医院」は四象体質医学に基づいた治療を行っている。「子どもが授からない夫婦が通院して3カ月で妊娠できた」(イ・ウンミ代表院長)実績を有する。日本人患者も訪れるそうで、不妊のほかにアトピーや肩こりなど各種症状に対応している。「ミョンオクホン韓医院」は、自然皮膚再生治療の名医を有する。童顔リフトアップ、肉割れ再生鍼など一人ひとりの患者の症状に合った治療法を提供している。
「大邱韓医大学校附属大邱韓方病院」では、「微笑顔面針」という施術を通じて皮膚老化の防止、顔リフティング、しわ改善などの実績を上げている。ナツメ、決明子、はと麦などを配合した「ハンバン茶」や薬膳レシピなどでも有名。「ヘドゥリン皮膚科・韓医院」は、糸リフティング、皮膚再生療法、水光注射など各種施術を提供。「肌だけでなく体の中のバランスを整えることも大切」(ソン・ジェジン代表院長)として、インナーケアにも力を入れている。
「ONBODY韓医院」は、ダイエットに関する各種プログラムに注力している。韓方薬は湯剤や丸剤など各種剤型に対応しており、患者の事情に合った処方ができる。ダイエット韓方薬の「減体湯(カムチェタン)」は人気のある処方。また脂肪を取る各種鍼も用意している。
「自生韓方病院国際診療センター」は、外科的手術なしに脊椎疾患を治療することで有名。独自の「チュナ(推拿)矯正手技」では、韓方薬エキスを首の後ろから注射するなどして治療効果を高める。日本では手術しか治療方法がないと宣告された日本人女性も同院を訪れて完治するなど豊富な実績がある。
【8医院の連絡先】
■「イ・ムンウォン韓方クリニック」:電話+82-70-7492-5254(日本語対応)、leemoonwon.international@gmail.com
■「キム・ソヒョン韓方クリニック」:電話+82-10-3794-6500(日本語対応)、nclinicjp@n-clinic.com
■「イ・ウンミ韓方医院」:drlady@hanmail.net
■「ミョンオクホン韓医院」:電話+82-10-4967-1075(日本語対応)、Myungokhun1@gmail.com
■「大邱韓医大学校附属大邱韓方病院」:aesook.shin@gmail.com
■「ヘドゥリン皮膚科・韓医院」:電話+82-02-313-1626(日本語対応)、haedrin@naver.com
■「ONBODY韓医院」:電話+82-10-8780-9175(日本語対応)、onbodyclinic@gmail.com
■「自生韓方病院国際診療センター」:電話03-4400-0840(日本語対応、日本国内)