東邦化学工業、2018年3月期Q2は6億円の黒字に転換
2017.11.8
編集部
東邦化学工業株式会社(東京都中央区)は7日、2018年3月期第2四半期の売上高が前年同期比15.7%増の213億4400万円、当期純利益が5億9500万円となり、前年同期の5億7300万円の赤字から黒字に転換したと発表した。トイレタリー用界面活性剤分野をはじめとして幅広い分野で販売が増加したことなどが背景にある。
セグメント別に売上高を見ると、香粧品の原料などを作る界面活性剤分野が前年同期比18.5%増の117億4500万円となった。
トイレタリー用界面活性剤は、一般洗浄剤の大口ユーザー向けが伸長し大幅な増収となった。プラスチック用界面活性剤は主力の帯電防止剤や乳化重合剤が堅調に推移したほか、土木建築用薬剤はコンクリート用関連薬剤の販売増加でそれぞれ増収となった。紙パルプ用界面活性剤は、消泡剤等が振るわず若干の減収。農薬助剤は、第2四半期に入り海外向けの需要が回復し増収となったが、繊維助剤は海外販売が低調で減収となった。
2017年度通期の売上高は前年比10.2%増の425億円、当期純利益は同277.4%増の12億円になる見通し。
- 参考リンク
- 東邦化学工業株式会社