欧州で肥満率が最悪なのはイギリス

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2017.11.29

国際部

イギリスの肥満レベルはヨーロッパ最悪であるという調査結果が11月27日、英国Queen Mary University of Londonからプレスリリースされた。研究の詳細は「European Heart Journal」に掲載されている。

同大学Barts Heart Centreが主導する欧州心臓病学会の調査によると、高所得国においては心臓発作や脳卒中による死亡は減少したものの、肥満や糖尿病は増加している。英国、オランダ、ベルギー、ポルトガルの研究者が参加し、56の加盟国の心血管疾患統計を分析した。調査の対象には欧州諸国だけでなく、旧ソ連諸国、北アフリカ、中東諸国も含まれていた。

今回の研究で、英国は心疾患予防のいくつかの面ではある程度の成果を上げているものの、そのほかの点では多くの低所得国に遅れをとっていることも分かった。例えば、男性の肥満の最も高い罹患率(人口の26.9%、47カ国の平均21.4%)、女性の肥満の2番目に高い罹患率(同29.2%、22.9%)。血中コレステロールは5番目に高く、男性のBMIは4番目に、女性のBMIは7番目に高かった。一方で、しかし、血圧上昇は人口の15.2%で、47カ国で平均24.2%と比較して低かった。また、ヨーロッパでは喫煙率が最も低かった。

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