ポーラ・オルビスHD、組織変更と人事異動を発表
2017.12.18
編集部
株式会社ポーラ・オルビスホールディングス(東京都中央区)はこのほど、2018年1月1日付で、同社およびグループ子会社の役員異動と組織の変更・人事異動を行うと発表した。今回、新たに上席執行役員を設け、グループの重要な執行を行う役員は経営と執行の連携を担うこととなる。
主な人事としては、オルビス株式会社取締役商品・通販事業担当の小林琢磨氏および、ポーラ化成工業株式会社代表取締役社長の釘丸和也氏がそれぞれポーラ・オルビスホールディングス上席執行役員に就任。ポーラ化成工業執行役員研究企画担当の福山則子氏が、ポーラ・オルビスホールディングス執行役員グループ研究・薬事センター担当マルチプルインテリジェンスリサーチセンター所長に就任する。
併せて、小林氏はオルビス代表取締役社長となり、現社長の阿部嘉文氏は顧問となる。
ポーラ化成工業会長の三浦卓士氏は同会長を退任して、ポーラ・オルビスホールディングス取締役を継続。株式会社ポーラ取締役マーケティング担当デザイン研究室長の御後章氏は、株式会社ACRO代表取締役社長に、現社長の石橋寧氏はACRO取締役会長にそれぞれ就任する。
株式会社DECENCIA取締役の山下慶子氏はDECENCIA代表取締役社長となり、現社長の岩永利文氏は退任する。
ポーラ・オルビスホールディングスグローバル統括本部グローバル戦略室の五味順子氏はH2O PLUS HOLDINGS, INC. CEOとなり、現CEOのJoy Chen氏は退任する。
一方、組織変更に関しては、マルチプルインテリジェンスリサーチセンターを新設した。化粧品の既存の枠を超えた新価値創出を狙い、グループ視点での研究戦略および知財戦略を策定し、研究成果のグループ最適配分の役割を担うもの。また、マーケットリサーチとイノベーション案件の探索に特化した専任スタッフを配置し、全世界から次世代のニーズを収集、最先端技術との連携や投資案件の探索を行う。
さらに、グローバル統括本部下にある、ポーラ、オルビスの海外事業管理を主とする「グローバル事業支援室」の機能を各社に移管。また、Jurlique、H2O PLUSの事業管理を主とする「グローバル戦略室」は一部コーポレート機能を同社の各部門に移管し「海外事業管理室」に名称変更する。
このほか、グループ理念の浸透およびグループ戦略の遂行に必要な、人材活用・資源運用をより効果的にするため、「人事企画室」を総合企画・IT 担当役員の管掌下へ移管し、「HR 室」へ名称変更。「薬事センター準備室」はグループ研究・薬事センター担当役員の管掌下へ移管し、「薬事センター」へ名称変更する。
- 参考リンク
- 株式会社ポーラ・オルビスホールディングス