KBK賀詞交歓会、ベテランの意識改革進めつつ組合の団結力高める

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2018.01.12

編集部

神奈川県美容業生活衛生同業組合(KBK、理事長・山本政幸氏)は9日、神奈川県内で賀詞交歓会を開催し、美容関係者らとともに新年のスタートを祝った。

理事長の山本氏はあいさつの中で、一昨年は「Evolution」、昨年は「Revolutin」を掲げ、改革から変革、そして発展へということを目指したものの、期待する効果を挙げることがでなかったと振り返った。

そこで、今年は「組合員の意識の高揚」に向けて、足元からの見直しを積極的に進めていく考えを表明。組合に対する求心力と団結力を高めて、組合存在の価値を固めるために、テーマとして「Remaking」を提唱した。

また、サブテーマに「Deverop Together」を掲げ、Deveropには「開発、向上」という意味だけでなく、「育てる」「育つ」「育成する」という意味を込めた。

現在、組合が抱える最大の課題は組織強化=加入促進と世代交替だ。世代交替をいかにスムーズに進めるかという命題に対して必要なのは、加入促進のターゲットである次世代の美容経営者をいかに育てるかということ。さらに、現在のベテラン世代が次世代を育てるための自分に対する意識改革=発想の転換(自らが次世代に道を譲るための発展的な決意をすること)の重要性を強調した。

つまり、組合存続と業界発展のために必要な意識改革と、それ対する気づき(=自己育成)が出来ない限り、組合の組織強化は遅々として進んでいかないと訴えた。

他方、組合単独での自助努力では、すべてのことに立ち向かうことができないところまで来ていると危機感を表明。この3年、県内12校の養成校とのコミュニケーション強化、ディラー・メーカーとの連携強化、同業他団体との連絡強化など、自分たち以外の社会組織との関係を深めることを意識し継続してきた。

その結果、これまで養成校の新年会参加は1~2校のみであったが、今年の新年会には7校が参加。これは、人材が不足する日本の将来において、「組合だけ」「学校だけ」という感覚からの脱却の必要性を双方が感じ取るようになってきたからだとの認識を示した。

さらに、組合加入サロン経営のバックボーンとして安心感を確立することを目的とした、専門家(弁護士、税理士、社労士、司法書士、行政書士)顧問による「KBK版法テラス」の立ち上げに言及。単独あるいは一人の力では到底維持できない時代になりつつある今、共に力を結集する意識と環境つくりが不可欠だと訴えた。

参考リンク
神奈川県美容業生活衛生同業組合

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