ファンケル、社員教育強化で「ファンケル大学」設立
2013.07.2
編集部
ファンケルは、社員教育機能の強化を目的とした新組織「ファンケル大学」(組織図=画像)を設立する。職位を問わず全従業員の教育を専門に行う部門で、「ファンケルらしさ」を体現するための理念教育や、接客・美容・健康のスキル向上による専門家集団の育成、次世代経営層の育成などを行う。
同社は現状課題として、「ファンケルらしさ」の希薄化 、次世代経営層の不足、店舗スタッフの専門知識ならびに研修機会の不足を挙げていた。これらの課題解決のため、2013 年3 月1 日付で組織改正を行い発足したのが同大学。6月3日には、新たな研修拠点となるファンケル大学本校(東京・新橋)の開校式を実施した。
開校式にて池森賢二同社代表取締役会長(=画像)は「この先、ファンケルが生き残っていくためには、技術を磨き上げるだけではなく、社員を磨き上げていくことが必要であり、その手段がファンケル大学である。ファンケル再成長のきっかけとなる大切な場になる事を期待する」と話した。また、会長自らが講師として「池森経営塾」という講座を担当し、次世代の経営者の育成に携わることを発表した。
ファンケル大学は全国4か所に設置(東京・新橋、横浜・関内、大阪・吹田、神奈川・葉山)。「3つのきょういく」という教育方針を掲げ、お客様や従業員の心に寄り添う教育をおこなう「響育」、従業員や周囲が驚くほどに成長を体感でき、チャレンジマインドを育む「驚育」、従業員が切磋琢磨し、成長し合える場を提供する「競育」を行う。