株式会社資生堂（東京都中央区）は、3月27日開催予定の第118回定時株主総会において第2号議案「取締役6名選任の件」が承認可決された場合、社外取締役3名を除く取締役3名に対してストックオプション（新株予約権）を付与することを決めた。普通株式15万株を上限とし、権利行使期間は2021年9月1日～2034年2月28日まで。

新株予約権の割当ての時と、割当てた新株予約権の権利行使期間の開始時の2つのタイミングで業績条件を課している。

まず、株主総会において割当て上限個数の承認を得た後、実際に新株予約権を割当てる際に、直前事業年度に係る年次賞与の評価指標を用い、0個から上限個数までの範囲内で付与個数の増減を行う。さらに、当該新株予約権の行使期間が開始する際に、その直前事業年度までの連結業績などの実績に応じて、割当てられた新株予約権の30％～100％の範囲で権利行使可能な個数が確定する仕組み。

これにより、中長期的な業績向上と戦略目標達成へのインセンティブを強化している。

新株予約権の権利行使の条件としては、権利行使時においても同社の取締役または執行役員の地位にあることなどを挙げている。このほか、業績連動条件などの権利行使の条件については、同社と新株予約権の割当てを受けた者との間で締結する「新株予約権割当契約」に定める。